ネット民も年を取る ~老兵は死なず、ただ消え去るのみ

ネット民も年を取る 老兵は死なず、ただ消え去るのみ

ネットというのは、人気者も、権威も、数年で入れ替わる、本当に苛酷な場所だと思います。中には、ロングランで活躍する人もあるけれど、多くはトップに辿り着く前に挫折するし、トップに立っても、失言・暴言で世間に憎まれるか、浮世離れしたことばかり言いだして、早々に愛想を尽かされるか、なかなか難しいものです。

また、失言・暴言の類いはなくても、だんだんセンスが今の若い人に追いつかなくなり、飽きられるのも早い。

老兵は死なず、ただ消え去るのみというマッカーサーの名言がこれほどしっくりくる世界もないような気がします。

そんな中、あるネットメディアで、「○○氏はなぜネット民から見放されたのか」というコラムを読み、その人のせいというよりは、「ネット民も年を取るから」という現実をつくづく感じました。

たとえば、少年漫画の人気者が、だんだん落ち目になり、青年誌に移行するのはよくある話です。当時、その作品を夢中で読んでいたファン層も成長して大人になり、その作者が得意とする世界観にもだんだん馴染まなくなるからです。それも漫画家がダメになったわけではなく、ただ単に、彼の熱心なファン層が年を取り、相容れなくなっただけ。

ネットもそれと同じで、メインのユーザー層の好みも、行動パターンも、あっという間に変化して、その人の芸も必要とされなくなるのが宿命です。それは決して、その人の力不足ではなく、「そういうもの」と思えば、他に身を立てる道も見えてくるはず。

なのに「人気者のワタシ」に固執して、メインのユーザー層に媚びるような奇行を繰り返すから、痛い人になってしまうのでしょう。

老兵は死なず、ただ消え去るのみ
Old sodiers never die, They simply fade away.

この原理原則が分かっておれば、年を取ってからも、年相応の活動をして、生き生きネットライフが楽しめますし、たとえ相手は少数でも、自分と価値観の合う同世代の人たちと意気投合して、長く続くのではないかと思います。

そういう意味では、会社や団体と同じですね。

年長者には年長者の役割があり、現役の活動の場に出しゃばってはダメです。

息の長い漫画家のように、長く愛されたければ、ネット民(読者)と一緒に年を取るしかない。

「一緒に年を取る」ということは、迎合したり、同情したり、媚を売ることではない。

自分も同じように成長し、常に寄り添うことだと思います。

「長く愛されたければ、読者と一緒に年を取るしかない。今は少女漫画に夢中の読者も、いつかは大人の女性になり、経済誌や育児情報誌を手に取るようになる。自分がいつまでも少年少女の恋を描いている間、彼女たちは、そんな世界からとうに卒業して、現実社会を歩み始めるのだから」

- ある有名な漫画家さんのインタビューより
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