無料アウトラインプロセッサ『NanaTerry』の使い方

NanaTerry エディタ 
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記事について

高機能な無料アウトラインプロセッサ『NanaTerry』の特徴と基本の設定を画像付きで紹介。
ポータブル型で持ち運びもできるので、小説のプロットやアイデア整理に便利です。

目次 🏃

概要

『NanaTerry』は、現在も有志で開発が続けられている、無料アウトラインプロセッサです。

ソフトウェアは『窓の社』でもダウンロードできますが、どうせなら開発者のサイトを訪問してあげましょう。
アプリの特徴や使い方は開発者サイトにて詳しく紹介されています。

ちなみに、窓の社からダウンロードできるのは、インストーラー式。

開発者の公式OneDriveで公開されているのは、圧縮ファイル(ポータブル式)になります。

複数の端末に入れて、持ち運びしたい方は、圧縮ファイルを選んで、ローカル保存しましょう。
動作はプログラムフォルダ内で完結するので、ファイルを丸ごとコピーすれば、PC子機でも同じ設定で使えます。(USBでも持ち運びできる)

http://blog.goo.ne.jp/kennyterry/ (∵ なぜならば by Terry氏)

NanaTerry エディタ 

NanaTerryと通常のテキストエディタと異なる点は次の通りです。

  • リッチテキスト形式で作成する為、Microsoft Wordのような文字装飾、画像、表、リスト作成などが可能
  • ツリー機能(アウトライン)が充実
  • データのエクスポート・インポート機能が充実(テキスト形式での保存も可
  • ショートカットやユーザーアクションで操作を簡素化できる
  • 外観のカスタマイズが容易。細かい所までカスタマイズできる
  • 軽量で、レジストリを汚さず、ポータブルで動作する(プログラムの持ち運びが可能

NanaTerryのメリット・デメリット

メリットとデメリットは次の通りです。

  • 手軽に使えるので、メモの整理に便利
  • アウトライン機能が充実しているので、長文の構成にも使える
  • 文字装飾やリストが使えるので、テキストが見やすい
  • ルビ、傍点、原稿用紙換算など、小説執筆のアシスト機能がある
  • Evernoteや外部エディタと連携できる
  • 開発者が熱心で、現在進行中である
  • 個人開発なので、動作がおかしい時もある
    画像やClipboard処理など。テキスト入力には問題なし
  • 長文でも問題ないが、本稿の作成には不向き
    言語処理は法人系テキストエディタやワープロの方が安心できる
  • 縦書きもできるが、サブ的なもの
  • 作成したファイルは『.nna』という独自ファイル形式で保存する為、万一、開発終了したら、ファイルが読み込めない恐れがある
     (大事なテキストはテキスト形式で作成・保存するなり、エクスポートするなり、対策が必要

ダウンロードとインストール

公式サイトの案内に従い、公開中のOneDriveよりダウンロードします。(リンク先はホームページに明記)

最新のzip(圧縮ファイル)を探すには、リスト表示 + 更新日 でソートすると分かりやすいです。

ちなみに、ファイル名の末尾に(b)が付いているのは、ベータ版です。

安定版を使いたい方は、(b)の付いてない方を選びましょう。

保存場所は、外付けディスクでも、USBでも、どこでもOK。

レジストリを汚さず、動作はプログラムフォルダ内で完結します。

NanaTerry OneDriveからダウンロード

解凍した時の、初期状態は下図の通りです。

NanaTerry プログラムフォルダ 初期状態

使い始めると、下図のように、環境ファイルが自動生成されます。

プログラムの持ち運びやアップデートの際は、まるっとコピーして、実行ファイルなどは最新のものに上書きすればOK。

アプリを起動するには、『NanaTerry.exe』という実行ファイルをクリックします。

NanaTerry プログラムフォルダ

基本の設定

すぐに使い始めたい場合は、エディタ、ツリー、ショートカットなどを設定すればOK。

その他は徐々に覚えれば十分です。

基本の設定
  • エディタの設定(フォント、行間、色など)
  • ツリーの外観(フォント、アイコンなど)
  • ショートカットの設定(ノードの移動、インデントなど)
  • フォントスタイルの登録
  • ユーザーアクションの設定(ホットキーに相当。文字スタイルの変更に便利)

エディタの設定

『ツール』→『設定』を開きます。

NanaTerry メニュー ツール 設定

左メニューから『エディタ』を選択。

プレビューを見ながら、『規定のフォント』『規定の行間』『ウィンドウの背景色』などを調整します。

最初は、馴れた書式でOK。使い勝手を観ながら、徐々に調整しましょう。

NanaTerry エディタの設定

『外観・操作』で、ルーラーやオートインデントについて設定します。

画面きちきちにテキスト表示したくない場合は、トップマージンを『5』ぐらいに設定すると、少し余白が出来て、見やすくなります。

NanaTerry エディタの書式設定

ツリーの外観

『ツリー』を開いて、アウトラインの見出しに相当する箇所の外観を設定します。

最初は好きなフォントとデフォルトで設定して、あとは使いながら調整するとOK。

NanaTerry ツリーの外観 書式設定

続いて、『動作』で、ツリーの動作を設定します。

「ノード」は、アウトラインの見出しに相当します。最初はデフォルトでOK。

NanaTerry ツリーの動作

自動保存とバックアップ

『全般』→『保存』で、自動保存とバックアップを設定します。

バックアップの世代数、自動保存の間隔、保存先などを設定しておけば、安心です。

NanaTerry 自動保存 バックアップ

クリップボード

文書中にクリップボード経由で画像を貼り付ける場合、自動リサイズを設定しておくと便利です。

WEBなどで見かけた画像を資料として保存する時に便利です。

NanaTerry クリップボード

ショートカットキー

メニューの『ツール』→『キー割付』からショートカットキーを設定します。

特に、ノードの挿入、移動など、アウトライン関係のショートカットキーを設定すると便利です。

NanaTerry ショートカットキー

フォントスタイルの登録

よく使う書式は、フォントスタイルとして登録すると便利です。

『書式』→『フォントスタイル』→『フォントスタイル設定』を選択。

NanaTerry フォントスタイル 設定

ダイアログが現れたら、『追加』をクリックして、スタイルセットの名前を登録。

『編集』でスタイル設定します。

NanaTerry フォントスタイルの登録

フォントスタイルのダイアログが現れたら、フォントの種類、文字色、文字スタイル、マーカー色などを設定します。

NanaTerry フォントスタイルの設定

ユーザーアクションの設定

ユーザーアクションは、ホットキーに相当するものです。

『ツール』→『ユーザーアクション』をクリックすると、登録したアクション一覧が表示されます。

NanaTerry ユーザーアクションの設定

新しいユーザーアクションを登録するには、『ツール』→『ユーザーアクションの設定(A)』(上から六番目)をクリック。

「カテゴリー」からアクションの内容を選び、アクション名を設定します。

登録したアクションは、上記のホットキー(Ctr+Numキー)で呼び出すことができます。

NanaTerry ユーザーアクションの設定

覚えておくと便利な機能

エクスポート機能

NanaTerryで作成したデータを他のアプリや小説投稿サイトなどで使い回したい場合は、エクスポート機能を活用しましょう。

・ 現在のノードをエクスポート
・ 文書全体をエクスポート
・ 現在のノード以下をエクスポート
・ 選択ノードをエクスポート
・ ノード毎に別個のファイルとしてえ
・ 現在のノード以下をnnaファイルとして保存

NanaTerry エクスポート機能

ファイル形式も、『テキストファイル』『階層化テキストファイル』『リッチテキストファイル』『HTMLファイル』の中から選択できるので、コピペに便利です。

NanaTerry エクスポート ファイル形式

ツリーアイコンの設定

ツリーアイコンはデフォルトでも備わっていますが、自分の好きなビットマップ・ファイルを登録することもできます。

デフォルトのアイコンは、『ツリー』→『アイコンの選択』で設定。

NanaTerry アイコンの設定

好きなアイコンを登録したい場合は、『ファイル』→『ツリーアイコン設定』から、『アイコンセットを読込』するか、『アイコンセット作成ツール』を使います。

アイコンセットは、アイコンのフリー素材などで配布していることがあります。(.bmp形式)

NanaTerry ツリーアイコン設定

『ツリー用イメージアイコンファイルの作成』で、アイコンをジェネレートすることもできます。

フリー素材で、16✕16ピクセルのアイコン画像を探して、登録する仕様になっています。

NanaTerry ツリー用イメージアイコンファイルの作成

アウトラインの構築にはXmindの方が便利

NanaTerryの魅力は、テキストエディタの一歩上を行くアウトライン機能と、リッチテキスト形式で文字装飾などがしやすい点にあります。

また、個人開発のアプリとは思えないほど機能も充実し、何年も取り組んでおられる姿勢に頭が下がります。
若者のPC離れとスマホの影響で、変態的スキルと拘りを持ち合わせたベクター系職人もめっきり減りました

しかしながら、アイデアをどんどん書き出し、点と点、線と線をつなげていくには、直線的なアウトラインプロセッサでは物足りない所があり(テキストエディタも同様)、初期のアイデア整理に使うなら、XMindのような立体系マインドマップの方が分かりやすいと思います。

頭の中で、ある程度、構成が出来てから、詳細をNanaTerryで書き出していく方法もあります。

XMind 外観

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