小説やレポートなど、執筆に必要な資料を保存していたら、何がどこにあるのか、自分でも覚えきれないほど量が増えていきます。
フォルダ分けして、エクスプローラ拡張機能の検索を使ってもいいですが、PDFの中身までは拾ってくれません。
そこでおすすめしたいのが、『Evernote』
ウェブサイト、画像、テキストなど、ブラウザからワンクリックで保存でき、PCや携帯端末とも同期でデータ整理できる便利なノート・アプリです。
オンラインストレージとしてのEvernote
Evernoteの場合、デスクトップ・アプリを使えば、オンラインストレージとして活用できます。
無料のベーシック会員だと、月間アップロード容量は60MBに限られますが、プラス会員は1GB、プレミアム会員は10GBのアップロードが可能なので、ページ数の多いPDFやオフィスファイルでもドラッグ&ドロップで簡単にオンラインストレージに保存することができます。しかも保存できる容量に制限はありません。
Evernoteに保存されたPDF文書はこのように表示されます。
大量に保存されているノートブックの中から「熱水鉱床」について検索すると、PDFの中からも検索してくれます(プレミアム会員のみ)。
少し分かりにくいですが、オレンジ色のマークが付いているのが該当箇所です。
「人工地盤」で検索すると、画像内のテキストも読み込んでくれます(プレミアム会員)
エクスプローラの検索機能より強力です。
こうしたソフトウェアもありますが、ノートの一覧表示や、その場で注釈を書き込める機能はEvernoteが優っています。
エクスプローラに保存したPDFファイルを保存したい場合、Evernoteのデスクトップ・アプリを開き、『新規ノート』にドラッグ&ドロップするだけ。
Evernoteに取り込まれたノートはすぐにオンラインストレージに同期されますので、ファイルを喪失する心配もありません。
PDFに注釈を入れる場合、Evernote独自の編集ツールを使えば、一般のPDFツールより簡単に手を加えることができます。
同様に、画像化されたファイル(PowerPointなど)も保存ができますので、整理に困っているファイルを大量に所有している方は、Evernoteをエクスプローラとして活用してはいかがでしょうか。
この場合の「印刷」とは「表示」のことです。ちょっと翻訳がおかしいですね^^;
逆に添付ファイルとして表示したい場合は、このチェックを外し、『PDFを常に添付ファイルとして表示』にチェックを入れます。
プレミアム会員は、年額5200円と、他のインターネットサービスに比べたら決して安くはありませんが、可視性や検索の使い勝手は、OneNoteなどよりはるかに優るので、オフィスファイルやウェブページなどを効率よく保存したい方には「買い損」にはならないと思います。
裏技として、一年間だけ有料会員を契約して、その間にファイル整理を徹底して行い、一段落ついたら無料会員に戻る方法もあります。
検索やその他の便利な機能が制限されるだけで、オンラインに保存したファイルまで失われるわけではありません。有料でも無料でもアカウントが存続する限り、ファイルもちゃんとキープされます。
その他、便利な使い方として、「ブログやレポートの下書き」「プライベートな写真の整理」「ウェブサイトのスクラップ」などがあります。特に、ウェブサイトは、お気に入りのページも閉鎖されて無くなってしまうことがよくあるので、クリップしておくと便利ですよね。特に料理レシピの保存は重宝します。あちこちサイト巡りしなくても、すぐに探せるので。