Custom Related Postsについて
『Custom Related Posts』は、手動で関連性の高い記事をリストアップするプラグインです。(タグ・カテゴリーによる自動生成とは異なる)
記事Aから記事Bにリンクを挿入すれば、B記事からA記事にも自動的に相互リンクされます。
自動生成より、より関連性の高い記事を確実にリストアップできるので、クリックされやすく、一人当たりのPV数も増加し、アクセスアップに役立ちます。
当サイトも、手動リンクを取り入れてから、特に「恋愛・育児のエッセイ系」で一人当たりのPVが伸びました。
関連記事の表示を自動まかせにしている方、逆に、ピンポイントで関連付けを強化したい方は、ぜひご検討下さい。
関連記事の表示は、ショートコード、PHPタグ、ウィジェット、ブロックエディタに対応しています。
実際の表示は、下図の通りです。
■ デフォルト(サムネイル付き)
■ 専用CSSでカスタマイズ(サムネイル無し・下線付き)
■ プラグイン公式ページ
表示設定と記事の関連付け
基本の設定
プラグインを有効化したら、基本設定をします。
General(基本設定)
Post Types (有効にする投稿タイプ)
欄内をクリックすると、複数の投稿タイプを選択できます。
Cache Relations (関連リストのキャッシュ)
通常はキャッシュをONで
Relations (関連記事の開き方)
関連記事を新規タブで開く場合は、Open in New Tab を ON にします。
Template (リスト表示のカスタマイズ)
関連記事リストのスタイルを選択します。
■ Container(コンテナのスタイル)
Normal ・・ 特に指定無し
Unorderd List ・・ ul のこと(シンプルな箇条書き)
Order List ・・ ol のこと(序数)
■ Image(サムネイルの表示)
Don't show ・・ 非表示
Above Text ・・ タイトルの上
Below Text ・・ タイトルの下
Floated Left ・・ タイトルの左側
Floated Right ・・ タイトルの右側
スタイル
オリジナルのCSSを適用することもできます。
当サイトのスタイルは次の通りです。
#crp_widget-2 li {font-size:1.15em;padding-bottom:20px;} (記事リストのフォントサイズと余白)
#crp_widget-2 a {text-decoration:none;} (テキスト装飾なし)
.crp-list-item-title{border-bottom:1px dotted #777;} (記事リストの装飾、下線ドット)
投稿の関連付け
関連付けの作業は、通常、投稿の編集画面から行います。
一画面で、相互リンクが完成するので、大変便利です。
Search(投稿画面の検索ボックス)
Number of Posts(投稿画面の検索ボックスに表示する記事の数)
あまり数値を大きくすると、リンク先の記事を探し出すのが困難になります。
Post Status (投稿のステータス)
通常は、Published(公開済み)。Any(何でも)にすると、下書きや非公開なども含まれます。
相互リンクのスタイル(双方向 or 一方向)
相互リンクは、「双方向」、もしくは「一方向」から選択することができます。
相互リンクしたい投稿を選択し、『To』『Both』『From』 を設定します。
To ・・ この投稿から、先方の投稿へリンクを挿入
Both ・・ 相互リンク
From ・・ 先方の投稿から、この投稿へリンクを挿入
リンクの状態がラインで表示されます。
This post links to ・・ この投稿から、先方の投稿へ
This post gets links from ・・ 先方の投稿から、この投稿へ
赤丸をクリックすると、相互リンクが解除されます。
関連記事リストの表示 ~ショートコード、ウィジェット、テンプレートタグ
リスト表示は、『ショートコード』『ウィジェット』『テンプレートタグ』を使って、任意の場所に表示することができます。
ブロックエディタにも対応しています。
orderby や order のパラメータは、WP_QUERY の orderby に準じます。
WordPress公式『関数リファレンス(WP_Query)』の「順序づけパラメータ」を参照して下さい。
ショートコード
ショートコードで表示する場合、表示したい場所に、ショートコードを記入します。
[custom-related-posts title=”Related Posts” orderby=”title” order=”ASC” none_text=”None found”]
ウィジェット
ウィジェットで表示する場合、表示したい場所に、ウィジェットを挿入します。
表示の一例
テンプレートタグ
テンプレートタグを利用する場合は、下記のように記述します。
<php echo do_shortcode( '[custom-related-posts]' ); ?>
ブロックエディタ
ブロックエディタにも、専用のブログパーツがあります。
XMLファイルで一括登録
XMLファイルを使って、関連記事を一括登録することもできます。
すでに大量の投稿が存在して、いちいち投稿画面を開くのが面倒な場合、重宝します。
from="●" to="●"に、リンクしたいID番号を挿入します。
記事ID32からID34に対し、双方向のリンクを挿入したい場合は、。
記事ID33からID35に対し、一方向にリンクを挿入したい場合は、
both="true" ・・ 双方向
both="false" ・・ 一方向
参考サイト
https://help.bootstrapped.ventures/article/161-importing-relations-from-xml
外部リンクも「通常リンク」として挿入OK
最近気付いたのですが、外部リンクも使えるようです。
当方は、マルチサイト化していて、小説サイトをサブディレクトリの子サイトに移動したのですが、以前、設定していた相互リンク機能が今も使えるので、from="●" to="●"
のID部分をURL形式にすれば、外部サイトであっても、リンクとして機能するようです。
ただし、一方向のみの通常リンクとなります。
自動で相互リンクにはなりません。
「おすすめ記事」として外部サイトの記事を挿入したい場合、xmlインポート機能を使います。
記事ID33から、https://example.com/profile/ にリンクしたい場合。
一人あたりのPVと滞在時間を増やそう
ブログ初心者の中には、関連記事をたくさん表示すれば、PVが上がると思い込んでいる方もいますが、基本、人は、自分の興味のある記事しか見ません。
映画の記事を読みに来た人が、子育ての記事も見る……ということは、まずないです。
なので、タグやカテゴリーで漫然と関連記事を自動生成するよりは、本当に関連性の高い投稿に絞り込んで、一つ一つ、手動で設定した方が確実です。
同じ映画カテゴリ-でも、恋愛ドラマが好きな人は、SFのレビューは見ないので。
Google検索やSNSからの流入が少なくても、一人当たりのPVを増やせば、目標達成しやすいですし、一人あたりの滞在時間も延びて、個人サイトは高評価に繋がりやすいです。
個人サイトは、SEO対策に必死になるより、一人一人にサイト内をぐるぐる巡回してもらうのが最適解です。
- 編集画面から、関連付けしたい投稿名を検索し、リンクを生成できる
- 投稿Aから投稿Bにリンクを貼れば、投稿Bから投稿Aに自動的に相互リンクが生成される(片側も選択可)
- ショートコード、PHPテンプレート、ウィジェットを使って、任意の場所に関連記事リストを挿入できる
- 関連記事リストは、タイトルのみ、サムネイル付きなど、好みのスタイルにカスタマイズできる
- XMLファイルを使って、関連データのインポート & エクスポートができる
- ブロックエディタにも対応。専用のブログパーツ有り。