リドリー・スコット– tag –
-
勝者の語る正義に説得力なし 映画『ジョーカー』とホアキン・フェニックスの魅力
病苦と貧困に喘ぎながらも笑いを忘れないアーサー。しかし格差の壁は厚く、心の支えだった職も失い、だんだん心を病んでいく。壊れざるを得なかったジョーカーの狂気をホアキン・フェニックスが好演。 -
生殖とエロティシズム 映画『エイリアン』(1979年)
エイリアンの造形に秘められた性と生殖のシンボルを読み解く映画コラム。H・R・ギーガーのデザインを中心に、異物としての異星人を描く。 -
美しい生命のSF叙情詩 『ブレードランナー』(1982年) 私は何もので、人生はいつ終わるのか?
『ブレードランナー』は「近未来SF」にカテゴライズされるが、根底にあるのは人間や生命に対する問いかけであり、答えは見る人に委ねられる。すべては一編の詩のように流れ、明確な回答は一つとしてない。心と自己に関するコラム。 -
空襲で黒い雨を降らせ、戦後はお前達の価値観を押しつけられた ~日米貿易摩擦の米国の贖罪 映画『ブラックレイン』
「お前達は空襲で黒い雨を降らせ、戦後はお前たちの価値観を押しつけた」日米貿易摩擦とパッシングの時代、リドリー・スコット監督が日米の違いと日本の文化風習をドラマティックに描くアクション映画の傑作。 -
金か、命か 大富豪の醜怪な内面を描く 映画『ゲティ家の身代金』
世界一の富豪ポール・ゲティ石油王の孫が誘拐される。犯人は巨額の身代金を要求するが、ゲティは支払いを拒否。苦悩する母親アビゲイルは粘り強く交渉を続けるが、誘拐された孫の耳が新聞社に送りつけられて、事態が一転する。#1000文字 映画評
1