創作エッセイ– tag –
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人生には沈む時もある ~海の底に潜んで、機会を待て
【【コラム】 若者がみじめに感じる瞬間 ~何やってんだろ、俺】 若い時代は、金ない、コネない、実績ない、自信ないで、どちらを向いても心細いもの。 そんな時に追い打ちをかけるように、辛いこと、悔しいこと、悲しいこと重なるものです。 主人公のヴ... -
意思が運命に働いて、幸運も運ばれる
【意思の力が幸運を運ぶ】 『フォルトゥナの娘』と呼ばれるリズは、不利な条件で海洋都市の改善を訴える恋人のヴァルターに幸運の風を吹かせるべく、プレゼンテーションの機会を設けます。 もちろん、プレゼンテーションに挑んだからといって、必ず勝利す... -
人間はね、生のままの姿が一番美しいの ~絵画『裸足のアフロディーテ』より
お堅いクリスチャンと画家のアトリエでヌードモデルを務める美少女フローレス。ハワードは彼女の身を案じてモデルを止めるよう助言するが、フローレスは芸術だと言って相手にしない。フローレスは画家の個展に連れ出し、代表作『裸足のアフロディーテ』を見せる。そこで初めて彼女の志を悟る場面です。 -
物事が成就するための、三つの力 【意思、運、時機】
私ね、物事が成就するには、三つの力が働くと思うの。 意思と、運と、時機よ。 どれほど能力があっても、条件に恵まれても、時機が合わなければ、完全には成らないわ。 だからといって、人が意思もって行動することが決して無駄とは思わない。 誰かが動か... -
自分の立ち位置で務めを果たす ~王冠とは責任の証し ディズニー映画『眠りの森の美女』より
【王冠とは何か ~ディズニー映画『眠りの森の美女』より】 近年、 「好きなことをして生きる」 「肩書きや役割にとらわれない」 といったことがしきりに言われてますが、一方で、一つの役割を真っ当する尊さも大きく評価されているように感じます。 ディ... -
生を愛する ~失おうと、挫けようと、人生においては一つのプロセスに過ぎない
生きることに意味なんて、ない。 人生に目的など必要ない。 そういう見方もできるかもしれません。 が、一方で、本当に目的なく生きていけるものでしょうか。 行き当たりばったりに見える人も、意外と、心の中に「これ」という指針を持っているもの。 社会... -
海のように深く静かに沈潜する ~内省こそ人生の処方箋
『沈潜』とは深く沈んで黙考すること。人は喋ったり、書いたりしている間、深くは考えないものです。時に立ち止まり、深く沈潜することで、人生が好転することもあります。小説の一場面をモチーフとした心のコラムです。 -
『世界は変わる。 変わると信じた人が 変えるのだ』 人生の決意とコルネリス・レリーの志
心の海が凪いでいる 目の前は 未だ黒い雲が垂れ込め 水面には陽も射さないけれど それを見つめる眼は 不思議なほど穏やか まるで心の海を映し出すように 風は荒ぶり 波は切り立つ それでも彼は水際に立ち 一人静かにつぶやくのだ 「世界中で この海を生か... -
人は二度生まれる。一度目は存在する為に。二度目は生きる為に。
ジャン・ジャック・ルソーの名著『エミール』の「わたしたちは、いわば、二回この世に生まれる。一回目は存在するために、二回目は生きるために」の名言にまつわるコラムと十八歳の旅立ちをテーマにした小説の抜粋。 -
この世は辛い事ばかりだから、私なら最初から産まないわ ~ミケランジェロの『ピエタ』より
お堅いクリスチャンのハワードは美少女フローレスに恋するが、彼女は悲しい生い立ちからハワードの信仰心を揶揄し、反抗的な態度を取る。ミケランジェロの『ピエタ』を前にフローレスは「産まないことが愛の証」と言い、ハワードはそんな彼女の苦しみに寄り添う。
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