JAZZの名曲– tag –
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『哭きのサックス』 ガトー・バルビエリと映画音楽『ラストタンゴ・イン・パリ』 ~恐れずに「好き」と言おう
大阪・千日前キャバレーのように濃厚な演奏でキワモノ扱いされるガトー・バルビエリ。彼だからこそ奏でられる音楽がある。ファンの間でも「好き」と公言するのが憚られる異色のサックス奏者の魅力と代表作『ラストタンゴ・イン・パリ』の楽曲を解説。コラム『好きなものは恐れずに「好き」と言おう』と併せて。 -
チャーリー・パーカーの伝記映画『バード』 ~酩酊の「Lover Man」 レコーディング秘話
ビバップの創始者で伝説のサックス奏者チャーリー・パーカーの短い生涯を描いたクリント・イーストウッドの伝記映画。ドラマとしての物足りなさは否めないが、演奏は素晴らしく、極上のミュージック動画として楽しめる。酩酊状態でレコーディングに挑んだ『Lover Man』を動画とSpotifyで紹介。阿川泰子のヴォーカル&邦訳と併せて。 -
ジャズヴォーカルの名曲『Cry Me A River』~だけど愛してる
ジュリー・ロンドンの歌唱で一躍有名になったラブソングの定番。曲のイメージとは裏腹に復縁を迫る恋人に「川のように泣くといい」と男の不実を詰る恨み節のような曲だ。曲を知るきっかけとなった柳ジョージ、エラ・フィッツジェラルド、バーブラ・ストライザンド、ジャスティン・ティンバーレイクの歌唱を動画で紹介。恋愛コラム『もっと恋に正直になろう』と併せて。 -
受験生の心の友 深夜ラジオと笑福亭鶴光の『オールナイト・ニッポン』
昭和期、全国の受験生、学生が寝不足覚悟で楽しんでいた深夜ラジオ番組。中島みゆき、タモリ、笑福亭鶴光ら、強烈なパーソナリティのトークに聞き入った日々。番組OPはハーブ・アルパートのヒット曲『ビタースイート・サンバ』だった。 -
中年男の最後の夢と若い女の残酷さ 人生の最後を彩る映画『ラストタンゴ・イン・パリ』
中年男ポールと若く美しいジャンヌは衝動的に関係をもち、互いに誰か知らないまま逢瀬を重ねるが、婚約したジャンヌはポールを捨てて、悲劇へひた走る。破滅を前に踊るラストタンゴが美しいベルトリッチ監督の異色作。コラム『誰の人生も一度限りの躍り』など、ガトー・バルビエリの主題曲をモチーフとしたコラムを掲載。 -
真に豊かな人生とは夜中にビル・エヴァンスが聴けること『I Do It For You Love』
まこと豊かな人生とは、夜中にビル・エヴァンスが聴けることだ。 夜中に、しっぽりとビル・エヴァンスが聴けるということは、精神的にも、経済的にも余裕がある証だし、ビル・エヴァンスのよさが分かるということは、それなりの文化的環境に恵まれて生まれ... -
そして、私の月に会いに行く ~JAZEBOO『Acapulco』 ロマンティックなジャズピアノ
なぜかアルバム一枚で終ったロマンティックなジャズピアノ Jazeboo のヒット曲をYouTubeとSpotifyで紹介。曲をイメージした月と淋しい虫たちの癒やしの詩と併せて。 -
天から降り注ぐ光のサウンド Meditacionessaの『Mariposas』~昇華する蝶~
スペイン語で『蝶』を意味する本作は、宇宙的な広がりを感じさせるヒーリングミュージック。魂の昇華を思わせるようなロマンティックなジャズ・インストゥルメンタルです。 -
オスカルさまとブランデー 心の革命と『酒とバラの日々』(ヘンリー・マンシーニ)
結婚話をけってから酒びたりになったオスカル。彼女にとってのフランス革命とは、「こうあるべき」という価値観を打破する、内なる革命でもありました。ヘンリー・マンシーニの名曲『酒とバラの日々』の動画と歌詞も紹介しています。 -
紫色の涅槃 ENZOのピアノ・インストゥルメンタル『Mystic River』
数あるピアノ・インストゥルメンタルの中でも、メランコリックで透明感あふれる曲調が印象的なアーティスト、ENZO。 特に代表作の『Mystic River』は遠い涅槃を感じさせる、幻想的で、非常に美しい楽曲だ。 ところが、ENZOのプロフィールはどこを探しても...
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