Pops & Jazz– category –
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美輪明宏の『愛の讃歌 ~エディット・ピアフ物語』/ エディットに捧げる詩『小さな雀』
【美輪明宏の『愛の讃歌 ~エディット・ピアフ物語』について】 舞台『愛の讃歌 ~エディット・ピアフ物語』は、寺山修司・原作『毛皮のマリー』や江戸川乱歩・原作『黒蜥蜴』に並ぶ、美輪明宏の代表作です。 私も2000年6月の大阪公演を観劇し、非常に感... -
抜け出す意思のある者だけが抜け出せる 不遇と幸運の境目 映画『8 Miles』
貧困層と富裕層を分ける8マイル境界線の内側で、生活力のないシングルマザーと幼い妹とトレーラーハウスで暮らすラビット。ライムを作る才能に恵まれながらも、惨めな境遇から抜け出す術を持たない。初めてのラップコンテストで敗北しながらも、ノートにライムを書き綴り、本気で8マイルの外に抜け出す意思を固めていく。不遇にあえぐ若者への力強いエールでもある。 -
自己主張にも言葉のスキルが必要 映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』
ヒップホップを通じて貧困問題や人種差別を訴え、全米の若者の心を鷲づかみにした伝説のグループ『N.W.A』。早逝したイージー・Eや、ドクター・ドレ、アイス・キューブらの青春模様をスタイリッシュなライブ映像で描く伝記映画を動画・Spotifyを交えて紹介。コラム『自己主張にも言葉のスキルは必要』と併せて。 -
『哭きのサックス』 ガトー・バルビエリと映画音楽『ラストタンゴ・イン・パリ』 ~恐れずに「好き」と言おう
大阪・千日前キャバレーのように濃厚な演奏でキワモノ扱いされるガトー・バルビエリ。彼だからこそ奏でられる音楽がある。ファンの間でも「好き」と公言するのが憚られる異色のサックス奏者の魅力と代表作『ラストタンゴ・イン・パリ』の楽曲を解説。コラム『好きなものは恐れずに「好き」と言おう』と併せて。 -
ルパート・ホルムズの『ヒム』 邦訳と70年代 AORの思い出
ルパート・ホルムズのヒット曲『ヒム』はサビの部分が印象的な70年代AORの代表曲。「二人の男に一人の女」の状況を描いた歌詞の邦訳と「Partners in Crime」「Answering Machine」を動画とSpotifyで紹介。AOR時代と現代の音楽事情に関するコラム『美しいメロディは何所へ?』と併せて。 -
松任谷由実『タワー・サイド・メモリー』 愛は恋が過ぎ去った後に始まる
『あの時 さらって くれたらいいのに。ごめんね」なんて 言って欲しくない』 神戸ポートピアランドをイメージしたラブソング『タワー・サイド・メモリー』から、不器用な恋の思い出を綴ったイメージポエムを掲載。ユーミンの最高傑作と名高いアルバム『タワー・サイド・メモリー』をSpotifyで紹介。 -
荒井由実『曇り空』 ~誰かに心惹かれても背中を向けたくなることがある
「きまぐれだって おこらないでね。本気で好きになりそうだから」荒井由実の代表曲『曇り空』をモチーフにしたイメージ・ポエム。好きだけど背中を向けたくなる気持ちを謳っています。アルバム『ひこうき雲』をSpotifyで紹介。 -
松任谷由実 『A HAPPY NEW YEAR』 ~人を好きになることは祈りにも似ている
『こうしてもうひとつ年をとり あなたを愛したい ずっと ずっと』 新年に愛する彼に会いに行く女の子の祈るような気持ちを歌ったユーミンのラブソング。イメージ・ポエム 『人を好きになることは祈りにも似ている』『本当の幸せは『想う人がある』ということ』を掲載。ユーミンの最高傑作と名高いアルバム『昨晩お会いしましょう』について紹介。 -
荒井由実『雨の街を』 ~ 誰かやさしく肩を抱いてくれる人に出会ったら
「誰かやさしくわたしの肩を抱いてくれたら どこまでも遠いところへ 歩いてゆけそう」荒井由美の代表曲『雨の街を』とモチーフにしたイメージポエム。「一人ぼっちの不安」「居場所のない女たち」「愛よりも力を欲しがる時」「それでも女性であることは止められない」「自分を女のコの気持ちに委ねる」。 -
松任谷由実の『届かないセレナーデ』 ~失った恋にさまよって
一度なくした恋は元には戻らない。頭では分かっていても、ここに居れば、もう一度やり直せるような気がして、ぐるぐる同じ場所を廻り続ける。ユーミンの失恋ソングをモチーフとしたイメージ・ポエム。