ふしあわせという名の猫がいる 【寺山修司の詩】

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ふしあわせという名の猫がいる

いつもわたしにぴったりよりそっている

ロング・グッドバイ 寺山修司詩歌選 (講談社文芸文庫)

でも その猫は気まぐれなので

突然 どこかに行ったりします

そして ふらりと帰って来た時には

しあわせ という名の 大きな魚を

口にくわえていたりします

しあわせ ふしあわせ

どちらも わたしの かけがえのない友達

同じ顔をした

気まぐれな影

返歌

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