海洋小説 MORGENROOD -曙光 One Heart, One Ocean

想像力で深海に潜る ~潜水艇で夢見る生命の世界

【小説】 潜水艇で夢見る生命の世界

物語

潜水艇プロテウスの格納庫を訪れたリズは、重役会議で恥をかいたパイロットのヴァルターと鉢合わせる。深海調査の話を聞くうちに、リズは「私も行ってみたい」と願う。ヴァルターはリズを潜水艇の耐圧殻に誘い、「想像力で潜るんだよ」と夢の中で深海の様子を語って聞かせる。

潜水艇の格納庫にて ~失意のパイロット

午後三時。

会議を終えた重役らが娯楽室で一息つく間、リズはノエ・ラルーシュの案内でタワーデリックや作業甲板を見て回った。

高くそびえ立つタワーデリックや巨大なパイプラック、パワークレーンなど、初めて目にする機械設備に目を丸くしながらも、心はただ一つのものを追っている。それは思慕というより、アル・マクダエルの娘としての気遣いに近い。

そうして格納庫の手前まで来ると、リズはぴくりと足を止めた。

「どうかしましたか?」

「いいえ、何でも――。想像より、ずっと大きいので驚いただけです。案内して下さって、どうもありがとう。ここからは一人で見て回りますわ」

「そうですか。所々、危険物を置いてますから、黄色いステッカーに気を付けて」

ノエが特に気に留める様子もなく格納庫の奥のファクトリーブースに向かうと、リズはほっと一息ついて屋内を見回した。

予想していたより、ずっと奥行きがあり、天井も高い。左方の整備エリアには、全長八メートルのビートル型破砕機と全長九メートルの集鉱機が出番を待つように並び、周りにはリフトやジャッキ、コンプレッサーなどが所狭しと置かれている。

一方、プロテウスは何処にあるのか。

右手に向かい、パネル型の可動間仕切りの向こうを覗いた時、鮮やかなクロムイエローの船体が見えた。

あれがプロテウス……?

ラグビーボールのように円くて、愛嬌のある形をしている。潜水艇というから、もっとおどろおどろしいものを想像していた。船体前面にはLEDライトやマニピュレータが取り付けられ、まるで八つ目のロブスターだ。今にも手足が動いて、お辞儀しそうな愛らしさである。それからハッチのある船体上部を見上げ、興味津々、後部に回り込んだ時、リズは「あっ」と声を上げそうになった。

ヴァルターが腕組みしながら黄色い船体にもたれ、じっと宙の一点を凝視している。やり場のない怒りと悔しさを全身に滲ませながら。

リズは慌てて立ち去ろうとしたが、うっかり足元に落ちていた工具を蹴ってしまい、その物音で彼が振り向いた。

彼女と目が合うと、彼も驚いたように目を見開いたが、すぐにまた正面を向くと、「パパに頼まれて様子を探りに来たのか」とぶっきらぼうに言った。

「そうじゃないの。一度、潜水艇を見たかったから……」

「だったら、向こうに行ってくれないか。俺も虫の居所が悪い時がある。不用意な言葉で君を傷つけたくないんでね」

「……分かったわ」

リズは納得すると、黙って踵を返した。

もう一度、いくつもの機材が取り付けられた船体前面を見上げ、これだけのものを水深三〇〇〇メートルの海底で、しかも一年以上のブランクを乗り越えて操作するのはどれほどのプレッシャーだろうと思い巡らせた。長く伸びたマニピュレータの手先に触れ、祈るような気持ちで立ち去ろうとした時、彼が彼女を呼び止めた。

「八つ当たりして悪かった。君には何の関係もないのに」

「いいのよ。誰だって、そんな時があるわ。それより私に手伝えることはない? 工具の整理でも、庫内の掃除でも、何でもやるわよ」

「いいよ。ここは女の子がうろうろしていい場所じゃない。それより、こんな所に一人で来てよかったのか。パパが探し回ってるんじゃないのか」

「どうせ何処に居ても探し出すわ、追跡デバイスで」

「追跡デバイス?」

「GPSを使った追跡システムよ。私の身体のどこかに小型の発信器が埋め込まれているの。富裕層の女性たちは『犬の首輪』と呼んでるわ」

「正気か?」

「本当よ。トリヴィアでは富裕層の子女を狙った犯罪が社会問題になっているの。私も子供の頃に手術を受けたわ。父と伯母と警備会社だけが発信器のシグナルを追跡できる。いつでもデバイス一つで私の居所が分かるのよ」

「それじゃあ、まるで犬と同じじゃないか」

「仕方ないわ。私と同じ年頃の女性で恐ろしい目に遭っている人は少なくないもの。子供でも容赦ないって」

「アル・マクダエルの娘でいるのも大変だな」

「もう馴れたわ。犬の首輪もずっと付けていると身体の一部になってしまうみたい。束縛されるのは辛いけど、一方では安心もしてる。何処に連れ去られても、パパがきっと見つけ出してくれるから。それより、格納庫って、いろんな機械があるのね。潜水艇もUボートのような乗り物を想像してたわ」

「とにかくブリッジに戻った方がいい。俺が連れて行くよ」

「まだ戻りたくないわ。せっかく、ここまで来たんだもの」

「君も強情だね」

「ええ、そうよ。アル・マクダエルの娘ですもの。時には思い切り口答えすることもあるわ。いつもいつもパパが絶対的に正しいわけじゃなし、あなたも一言、ガツンと言ってやればいいのよ。『おい、タヌキ、いつも偉そうにしてるんじゃねえぜ』って」

リズが面白おかしく口真似をすると、彼は一瞬目が点になったが、

「俺は一応、あの人に敬意を払っているから、それは言わないけど、君の反抗心はちょっとばかり手助けしてやりたい気がするよ」

「どうやって?」

「どこか見たい場所があれば、一カ所だけ案内する」

「じゃあ、プロテウスの中を見せて下さる?」

「どうして?」

「一度、海の底がどんなものか見てみたいの。どれほど目を凝らしても、海の上からは決してその姿を垣間見ることはできないもの。そして、私には搭乗する機会は永久にない。だから、潜水艇だけでも間近で見たいのよ」

深海に潜航 ~私も行ってみたい

彼は了解すると、タイヤ付きの移動梯子をプロテウスの船体側面に寄せた。一段、一段、慎重に梯子を登り、改めて全体を見渡すと、まるで空飛ぶクジラのように感じる。どっしりと重量感があって、流線も美しい。

彼がハッチを開くと、リズは恐る恐る耐圧殻の中を覗き、「まあ、あんなに機械がいっぱい。それに随分狭いのね」と嘆息した。

「怖いなら、やめた方がいい」

「いいえ、行くわ。今行かなかったら、もう二度と機会はないもの」

リズが勇気を出すと、最初に彼がハッチの中に入り、「この梯子を下りるんだよ」とやって見せた。ハッチの下方に取り付けられたのは小さな折りたたみ式の梯子で、足を踏み外せば、どすんと落ちそうだ。彼が心配そうに見守る中、一つ一つ梯子を下り、ようやく足先がカーペットに着くと、どっと緊張がとけて、その場にへたり込んだ。

「君にはエベレストのような冒険だね」

「『エベレスト』?」

「ステラマリスで一番高い山だ。標高が8800メートルある。でも、海の深い所はそれよりまだ深い」

「世界で一番高い所も、一番深い所も、知ってるのね」

「深い所だけだ。高い所はほとんど登ったことがない。俺、低地(ネーデルラント)の人間だから」

「低地って、どれくらい低いの」

「海面より低い」

「想像がつかないわ」

「お盆の底に住んでいるようなものだよ」

「まあ……お盆の底に……」

どうやらリズには何を言ってもピンとこないようだ。

二人は覗き窓を挟んでカーペットの上に腰を下ろすと、耐圧殻の中を見回した。

球状の空間には計器類が所背増しと並び、ソファもトイレも何もない。少し身体を動かせば壁に突き当たり、長時間、閉じ込められたら息も詰まりそうだ。

でも、胸が苦しいのは耐圧殻のせいではない。ちょっと手を伸ばせば、すぐに掴まりそうな、この距離感だ。

リズは気を紛らわすように周りを見回し、「本当に狭いのね」と呟いた。

「内径はたったの二メートルだ。大人三人が乗り込めば、ほとんど身動きもとれない。スケジュールによっては、この中に九時間近くも閉じ込められるから、潜航調査も体力勝負だよ」

「でも、潜航するのは素敵でしょうね」

「そうだね。人が行けないところに行けるからね」

「どうしてプロテウスのパイロットになったの?」

リズが水色の瞳を瞬くと、彼も口を開き、

「商船学校の実習でプロテウスの潜航を見学した。黄色い船体がゆっくり海の底に沈んでゆくのを見た時、自分自身が深海に降りて行くような気がした。その感覚が忘れられなくて、パイロットを目指した」

「初めての潜航は何歳の時?」

「二十三歳だ。最初は整備の仕事を通してプロテウスの構造や機能を覚え、シミュレーターで操縦訓練し、基礎が完全に身についたら、ベテランのパイロットに付いて副操縦士として初回の潜航を経験する。今はなり手が少ないから、けっこう即席でね。俺も海洋技術センターに入所して八ヶ月目には操縦桿を握った」

「年に何回ぐらい潜ってたの?」

「年に二十回から三十回だ。一つミッションが終われば、すぐにまた応援を依頼されて、西に東に飛び回っていた」

「水深数千メートルの海底って、どんな世界?」

「真っ暗だよ。あらゆる波長の光が吸収され、強い投光器で照らしても、目視できるのは、せいぜい半径十メートルほどだ。音もなく、色もなく、生き物もほとんど見かけない。でも、地上よりはるかにダイナミズムにあふれた世界が広がっている。人間が介在しない、ありのままの自然だ」

「なんだか想像がつかないわ」

「じゃあ、こんな風に想像して。あらゆる光が吸収される真っ暗な水底。それも指先に大柄なプロレスラーが何人も乗っかったような超高圧の環境だ。フィットネスプールでも、深く潜れば胸が苦しくなるだろう。あれが何百倍、何千倍にもなった感じだ。人間はもちろん、フォルトゥナ号だって、そこまで潜れない。だが、陸地と同じように山があり、谷があり、その底には深海流も流れている。摂氏数百度の熱水の周りで群れを成すチューブのような生物もいれば、水深六〇〇〇メートルの海底をゆうゆうと泳ぎ回る魚もいる。地上の人間には決して見えないけど、深海も生きてるんだよ」

「海について話す時のあなた、とても生き生きと輝いてるわ。もっと話してくれる? 海の底に潜るのはどんな気分?」

「静寂だよ。地上の一切から離れて、心の一番深い所に降りていく。夜の底で耳を澄ませるみたいに。潜ってみるまでは何に出会うか分からない。熱水か。生き物か。それとも未確認の珍しい現象か。何にせよ、そこで出会うものはみな新しい。人の手が一切加えられてない、本物の自然が存在する。そういう深みに降りて行く時だけ、俺は不思議と自分の感情に素直になれる。不安も、淋しさも、海の底なら恐れずに向き合うことができるんだ。そして、数千メートルの深みから船に戻ってくる時、どこか新しく生まれ変わっているような気がする。もちろん、心の中での話だけど」

「私も行ってみたいな、そういう所」

「心の中で行けるよ、いつでも」

「心の中で?」

「想像力で潜るんだ。俺が連れて行ってやるから、目を閉じて」

「……こう?」

言われた通りに目を閉じると、彼は遠い海を懐かしむように覗き窓の向こうを見つめた。

耐圧殻の中で ~想像力で深海に潜る

今、君は耐圧殻に乗り込んだところだ。整備士が声かけして、天井のハッチを閉める。これで外界とは遮断され、ミッションが終わるまで缶詰だ。慣れないうちは少し息苦しく感じるが、潜航を開始したら、覗き窓の向こうに広がる世界に心を奪われる。耐圧殻の外では甲板員がAフレームクレーンの索を取り付けるのに忙しい。カタカタと金属音が響き渡る中、君の胸は不安と期待でいっぱいだ。

取り付けが終わると、いよいよ海に出る。クレーンがプロテウスを吊り上げ、ブランコみたいに作業甲板の外に降り出して着水する。その間、プロテウスは大きなラグビーボールみたいに海面にユラユラ浮かんでいる。海上で待機していたダイバーがプロテウスの船上に乗り移り、クレーンを固定している索を外せば、いよいよ潜航開始だ。バラストタンクからエアが抜け、炭酸ソーダみたいに大量の泡を吹き上げる中、浮力を失ったプロテウスが徐々に海水に沈んでゆく。

50メートル。次第に天空の光が遠ざかり、地上とはまったく異なる海の世界が開けてくる。

200メートル。辺りは静寂に包まれ、ほとんど光は届かない。ここから先は海の生き物と惑星のダイナミズムが支配する世界だ。人間など遠く及ばない。

500メートル。おや、あれは何だろう? さらさらの泥で埋まった海底に白い氷みたいなのが見える。地中のガスが海底の水圧と低温によって氷みたいに固まったんだ。あそこでは、地中から湧き出すガスが水槽のエアポンプみたいにプクプク立ち上ってる。一つ、二つ、かなり勢いがある。

1000メートル。ここは海底火山のカルデラ底のど真ん中だ。あそこには大量の黒い溶岩が枕のように固まって岩盤を覆い尽くしている。つい最近、誰も気付かないうちにマグマを噴き出したんだ。海の上からは何も見えないけど、あそこにも、ここにも、海の火山は絶え間なく活動している。そのエネルギーが惑星の生命を支えているんだよ。

2000メートル。前方に奇怪な岩が見える。巨大な鍾乳石みたいにそびえ立ち、真っ黒な煙をもうもうと噴き出している。これはブラックスモーカーだ。地下でマグマに温められた熱水が地中の金属成分を大量に溶かし込んで、こんな黒色になった。水温は二七〇度。ここは超高圧の世界だから、熱水も蒸発せずに、気体でも液体でもない状態で海中に噴き出す。その周りには、化学成分を栄養にしている目のないカニや二枚貝、白いホースみたいなチューブワームがびっしり繁殖している。彼らはこの熱水が大好きだ。人間には有害な物質も、彼らには極上のご馳走だ。何十億年も昔、最初の生物がこういう過酷な環境で誕生したと言われているが、それを決定づける証拠は未だ得られてない。それでも、みな黙々と生きている。小さな岩場で、彼らなりに共存共栄の生命システムを作り上げ、何億年と生きているんだよ。

いよいよ、4000メートル。ここからはABYSS(アビス)と呼ばれる深海の世界だ。人間なんか一瞬でペチャンコになる。それでも、どんどん海の深みに降りてゆく。そんな深みにも惑星のダイナミズムを感じさせる不思議な現象や生き物がたくさんあるからだ。

5000メートル。ここまで来れば、もう一つの宇宙の果てにいるような気分になる。音もなく、光もなく、想像を絶するような超高圧に包まれた神秘の領域だ。動くものなど何一つない。だが、目を凝らしてみると、そこにぼんやり光り輝くものが在る。近づいてみると、クラゲみたいな生き物だ。全身をネオンサインみたいにキラキラさせながら、のんびり、ふわふわ、暗黒の深海を泳いでいる。君はどこに棲んでいるの? 何を食べて生きてるの? 問いかけても返事はない。名前すらない。でも、名前なんかなくても、生きてる。人間の思惑など関係なしに、自らの命を楽しんでいる。なんて健気で可愛いんだろう。誰にも掴まるんじゃないよ。いつかまた、深海のどこかで会おうね。

6000メートル。いよいよ海溝の底だ。そこは海の谷の果て、誰も触れたことのない神秘の世界だ。まるで海の女神に導かれるようにプロテウスも降りてゆく。まるで海の胎内を旅するように、深く、ゆっくりと……。

ふと彼女の方を見やった時、彼はその姿に釘付けになった。

覗き窓から差し込む淡い光の中、彼女はまるで幸福な夢でも見るように目を閉じ、想像の海に泳いでいる。珊瑚色の唇をツンと突き出し、すらりとした両足を人魚のように揃えて。

彼は思わずバラストタンクの栓が抜け、そーっと顔を近づけた。

彼女はまだ気付いてない。

目標まで50センチ。

マニピュレータを伸ばすか? いや、焦れば獲物を取り逃がす。

あと40センチ。やっぱり綺麗だ。

特に、この誘うような唇が……。

その時、リズがはっと瞼を開き、彼もとっさに覗き窓に張り付いた。

リズは真っ赤になって俯き、声を上ずらせた。

「あの……実況が途切れたので、どうしたのかと……」

彼は覗き窓に張り付いたまま、

「今、巨大イカが覗き窓の外を通り過ぎたよう気がしてね」

「イカ……?」

「職業病だよ。時々、海の生き物の幻影が見える」

リズはぽかーんと彼の後ろ姿を見つめていたが、一意専心のパイロットとはそういうものかもしれないと納得し、「大変なお仕事なのね」といたわるように言った。

彼は覗き窓に顔を押しつけたまま、「そろそろ出ないか。じきに皆戻ってくる」と呟き、リズも「そうね」と頷いた。

彼が立ち上がると、彼女も腰を上げ、無言で耐圧殻の外に出た。

【コラム】 想像力で深海に潜る

「想像力で潜れ」というのは、著名な地球物理学者で、海洋科学センター(現・JAMSTC)の理事であられた堀田宏先生が仰った言葉です。

出会いまでのいきさつは、MORGENROOD -曙光 後編のあとがきにも詳しく書いていますが、それが最大の励ましであり、私自身の課題でもありました。何せ、見たこともない、触ったことさえない、有人潜水艇のコクピットの様子や潜行の過程、深海の様子を、リアルに書かなければならないからです。

それでもITの進化によって内外の海洋機関のプロモーションビデオや研究論文などをPCで手軽に閲覧できるようになりました。リアルとまではいきませんが、目で見て、耳で聞いて、現場の様子をつぶさに感じられる、便利な時代です。

ところで、深海を知ることで、何が変わるのでしょうか。

深海調査と潜水艇プロテウス ~惑星のエネルギーに満ち溢れた生命の世界にも書いていますが、地球は惑星表面積の70パーセントが海洋で占められ、さらに海洋の97パーセントは光も差し込まない暗黒の世界です。私達が知り得るのは、目に映る世界のほんの一部だけ。大半は闇と超高圧に閉ざされ、その全容を把握することもできません。エベレストの全景は一望できても、私達はほんの数メートルの深さの海底地形さえ、ありのままを目にすることはできないのです。

深海を知ることは、自分たちが暮らしている世界の実体を知ることでもあります。

あの山も、この大地も、海の上にぷかぷか浮いているわけではありません。その実体は、水深数千メートルから突き上げる巨大な岩山みたいなものです。そして、その基盤である海底地殻は

惑星のメカニズムによって刻一刻、位置や形状を変え、時に地震や噴火を引き起こします。

火山のことも、カルデラを観察しておれば全てが分かる……というわけではないのです。

水深数千メートルの水の層を取っ払って、海の底で起きている事を詳しく知ることは、技術的にも、金銭的にも、容易ではありませんが、技術の進歩によって、様々なことが分かってきています。

深海の調査も、世界的に無人化の方向に向かっていますが、人がその目で目視することも非常に重要です。その中で感じたこと、考えたことは、科学のみならず、社会の哲学として広まって欲しいと願っています。

JAMSTECの有人潜水調査船『しんかい6500』に関しては、下記URLでも紹介しています。

深海調査と潜水艇プロテウス ~惑星のエネルギーに満ち溢れた生命の世界

フランスの潜水艇ノーティール号と支援船プルクワ・パ

『潜水艇プロテウス』のモデルとなったフランス国立海洋開発研究所(lfremer)の潜水艇Nautile(ノーティール号)のオペレーションの模様。

ノーティール号と支援船『Pourquoi Pas? (プルクワ・パ)』のミッション。
「プルクワ・パ」は、「~したらどう?」の意味です。

水深2000メートルのミッション。海中降下から揚収まで、一通りの流れが分かります。

水深6000メートルの潜航。
https://youtu.be/KocTIP6fj9k?si=SXrefLo8CMZKZ52R

参考になる記事

Anther Story

深海調査と潜水艇パイロットに関するタイトル一覧です。参考にどうぞ。

縦書きPDFで読む

海洋小説 MORGENROOD -曙光 One Heart, One Ocean

章立て

最近の投稿

トピックス