経営とマネジメント– tax –

海洋惑星アステリアの深海底に眠るレアメタル《ニムロディウム》に強い関心を抱くアルは知古の紹介で研修に参加するが、海洋学者に技術的不可能と指摘される。どうしても諦めきれないアルは「今成すか、永遠に行わないか」を自問し、決意の杭を打つ。ラテン語の人生訓、コラム『やるか、やらないか、人生の/決断の時』。

③ 祖父から薫育を受けたアルは『人こそ資本』という経営哲学を受け継ぎ、「拾いの神」として名を馳せる。コラム『拾いの神は捨てられた後にやって来る / 能力は現在の力、可能性は未来の力 / 事業の要はヒト・モノ・カネ』

⑤ 世界初となる海底鉱物資源の採鉱プラットフォームを訪れたヴァルターは、アル・マクダエルの熱意と気魄に圧倒され、逆に自信喪失する。アルは「いやいやでも海の仕事をするうちに自分が何ものかを思い出す」と励ます。コラム『理屈より実践 　～動くことで自信もつく』

採鉱システムの接続ミッションを前に、スタッフの半数は水中無人機による完全自動化を主張するが、潜水艇パイロットのヴァルターは採鉱区の地形と深層流に着目し、目視の重要性を説く。資料『潜水調査船の技術　～覗き窓と視野 / 深層流（底層流）と海底鉱物資源』

ヴァルターは何の説明もなく重役会議に呼び出され、上役の前でプレゼンテーションをさせられる。笑いものにされたと先輩のマードックに愚痴るが、マードックは「仕事をする上で顔と名前を覚えてもらうのは重要。出来ると信じればこそだ」と諭す。作中に登場するライザーパイプのパイプラックについて画像と動画で紹介。

上司のアル・マクダエルから海洋情報ネットワークのプレゼンテーションをするよう命じられたヴァルターは適当に準備して出社する。だが、彼を待ち受けていたのは重役会議だった。ヴァルターは大恥をかくが、アルは彼の優れた能力に目を見張る。

接続ミッションの可否をめぐり、食堂でダグと言い合いになったヴァルターは、その夜、マードックと屋上で語り合う。マードックは彼の短気を諫めながらも、彼の粘りを評価し、「人事というのは面白いものだ。能力や性格だけでは計り知れないものがある」と教え諭す。

【プロの矜持とリーダーの決断　～現場の意思確認】 ・ 海底鉱物資源の採掘の成否を決める海底地形のマッピング ・ 主任会議　～潜水艇からの目視が重要な理由　採鉱区の地形と深海流について に続くエピソードです。 テスト潜航の是非をめぐって カンファ...

ヴァルターとリズのデート現場はプラットフォームのスタッフから丸見えだった。のんきにデートしている彼をダグは詰り、ミセス・マードックもスタッフの心構えを諭す。考えを改めたヴァルターは接続ミッションに参加の意思を明確にする。