国際恋愛 ~宗教の違いをどう乗り越えるか

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社会的にも、文化的にも、克服すべき問題がたくさんありますが、読者さんからは、彼の気持ちや事情を第一に考えながら、冷静に状況を見極めようとする気持ちがひしひしと伝わってきます。「好き」なだけでは乗り越えられないのが国際恋愛であり、文化や宗教の違いです。

以下の文章は、メルマガ『外国人に恋してしまったあなたへ』に寄せられた読者さんからのお便りです。個人情報が分かる箇所は私の方で編集しています。「宗教」「戦争」をテーマにした配信に対するレスポンスです。

なお、『イスラム教徒の彼』が登場しますが、2003年の体験談です。
現在とは事情の異なる点もあると思いますので、よろしくご了承下さい。

国際恋愛は、言葉、習慣、国柄…etc…の問題(いろいろあります)

でも、言葉なら、自分が頑張れば何とかなるかも知れません。私と彼の共通語はフランス語です。つたない私のフランス語も、日々、彼との会話で上達しつつあります。習慣なども、お互いが理解し合えるようになれば、なんとかなるかも知れません。<でも、これは、どちらかが大きく理解してあげて折れてあげないと難しいですよね。

私は、このどれにも当てはまらない宗教…という問題を抱えています。

彼とは、もう4年近く付き合っていますが、私たちには先のない交際です。…というのも、彼の宗教上の事で、私達は結婚が出来ません。今、こうして付き合っている事すら、本来は罪となり、許されないことなんです。

彼はイスラム教徒。<私は無宗教> 

イスラム教では、仏教や無宗教の相手とは、結婚出来ません。恋愛すら罪になります。答えは無いわけではありません。私がイスラム教か、キリスト教やユダヤ教などに入信すれば可能なんです。でも、生まれて何十年も神様を信じてない人が、では信じます!という訳には行きませんよね。

私たちのケースで結婚している方はいます。彼女が結婚のために入信するか、もしくは、彼が罪と分かっていながらも自分の愛を貫くか?!
私の彼もそうならば、こんなに苦しまなくてもいいのに…と何度考えたことか。彼は信仰深く、自分の宗教をとても大事にしています。
とてもじゃないけど、そんなことありえない…です。

時々、友人とかに「本当に好きなら、宗教より君を選ぶんじゃないか!?」「友人でイスラム教徒とヒンズー教のカップルがいて、彼は宗教、家族を捨てて彼女と結婚をした」とか言われます。
そんな時、そうよね~。本当に本当に好きなら、宗教上の罪を犯すことなんて怖くないよね、パラダイスに行けなくても、好きな人と一緒にいられるんだから…と思います。

でも、これは私が無宗教だから、言える事なんですよね。
じゃあ、逆の立場で、私が神様を信じてイスラム教に入ればいいじゃない…となりますが、私も、信じられるなら入りたい、そしてこんなつらい立場から退きたい…と思います。

入信は簡単です。でも、私自身、受け入れられないんです。仮に結婚の為に入信したとしても、彼は、きっとつらくなるでしょう。いつも彼は言うのですが「僕は君に入信してもらい、結婚し、子供を作り、幸せな日々を送りたい。でも、結婚の為の入信ならして欲しくない。強制はしたくない。」と。いつも彼はお祈り時に「彼女がイスラム教に目覚めるように…」とお祈りしているのを聞くとなおさらです。

彼は、私から、別れを切り出すのを待ってるかもしれません。そんな気がします。私には何の問題があるわけではありません。彼がイスラム教であろうと、ユダヤ教であろうと、結婚して、豚肉が食べれないであろうと<イスラム教では豚肉は禁止>イスラム教の規律にあわせて生活しろと言われれば出来る心得です。イスラム教を捨てて!といってるわけじゃないいのです。彼が少し、考え方を考えてくれれば…と思うだけです。

社会的にも、文化的にも、克服すべき問題がたくさんありますが、読者さんからは、彼の気持ちや事情を第一に考えながら、冷静に状況を見極めようとする気持ちがひしひしと伝わってきます。

「好き」なだけでは乗り越えられないのが国際恋愛であり、文化や宗教の違いです。しかし、マガジンでも繰り返しお伝えしているより、恋愛の意義は、二人がめでたく結ばれることより、そこで学び得たことにあります。

たとえ望み通りにならなくても、お互いがお互いを思いやり、真剣に考えた末の決断であれば、この恋は一生の財産になるのではないでしょうか。

世の中には努力や優しさだけでは解決できない問題がたくさんあります。

それを身をもって体験するのが、国際恋愛の大きな意義だと思います。

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