国際恋愛で得た教訓 ~男女の間では正直は必ずしも最善の策ではない~

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何でも正直に打ち明ければ相手が救われるものでもなく、時に自分本位の告白は相手を傷つけることがあります。罪悪感から逃れたい一心で、相手が聞きたくもない事情を話したところで、感謝もされないし、関係が改善するわけでもありません。

以下の文章はメルマガ『外国人に恋してしまったあなたへ』に寄せられた読者さんからのお便りです。個人情報に関わる箇所は私の方で編集しています。Mさん。皆さんの為になる体験談をありがとうございました。この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。

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自分の過ちから得た最大の教訓は、「男女の間では正直は必ずしも最善の策ではない」ということです。

今さら取り上げなくてもどこかで聞いたようなフレーズではありますが、日本では「正直=誠実=高く評価されるべきもの」という価値観が欧米諸国より浸透している気がしますので、日本人が欧米人と付き合う上では重要なポイントではないかと思います。

「二人の間では決して隠し事をすべきではない」という考え方も、原理的には決して間違いでは無いと思うのですが、相手に打ち明けても今後のメリットが何も無いこと、つまり相手の心情を害するだけで実際には自分の罪悪感の軽減にしか役立たないことは、言わないことがむしろ相手に対する誠実な思いやりだろうと、今の私は考えています。

私の過ちの具体例は、旅先で知り合った「恋愛関係には至っていないけれど互いに友情以上の好意を感じ再会を約して別れた」相手に対し、その後自分が他の男友達と一夜を共にしてしまったことを、泣きながら打ち明けてしまったことです。

その時点での私は自分の行為への後悔と罪悪感で動転し、それを遠距離から電話で伝えられた時の彼の気持ちまで思いやる余裕は全くありませんでした。

フランス人の彼は私よりずっと大人で、「君は本当に正直だ」「次に会う時は、セックスの為ではなく、互いをより良く知る為に会えるといいね」と言ってくれたのですが、彼の「本当に正直」という言葉の裏には、多分「世間知らずでナイーブな」という意味が込められていた気がします。実際その通りなので何も反論できないのですが。

この経験を通じて私は、「恋愛もそれ以外の人間関係と同様、熟達を要する一つの技術なんだな」と思うようになりました。これは決して策略的な意味ではなく、「それなりの経験からそれなりに学ばなければ、何歳になっても、結局いざという時には小娘みたいな態度しか取れないものだ」という情けない事実です。

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私が繰り返し心に刻んできた言葉は、『恋をするには資格がいる。愛するには能力がいる』です。「恋をするには資格がいる」は漫画『エースをねらえ!(山本鈴美香・作)』の台詞。「愛するには能力がいる」は、イギリスの有名作家G・K・チェスタトンの言葉です。

相手に「好きよ」「辛いわ」「淋しいわ」と気持ちをぶつけるだけなら、幼稚園児でもできます。

何を口にするにも、相手の気持ちや状況を考え、「今それを口にすべきか」「本当に相手に伝えるべきことか」を考慮するのは、人間関係において、最も重要なポイントです。

とはいえ、いつもいつも正しく判断できる人など皆無ですし、時には感情的になって、口にすべきではない事まで口にしてしまう事もあるでしょう。

私たちは経験から一つ一つ学ぶしかありません。

仕事で名声を得たり、高い収入を得たり、目に見える達成だけが全てではありません。

自分の心の中で行う精神的な努力も、それと同じくらい価値のあるものだと思います。

いつか私たちの目指すところに辿り着けるよう、頑張っていきましょうね!

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