大切なことを思い切って話そう ~コミュニケーションは「伝えること」に意味がある

素直な気持ちを伝えよう 自分の気持ちに正直になれない人へ
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自分の気持ちに正直になれない人へ

このページを開いたあなたと愛する人との間には、いま、率直なコミュニケーションが必要です。

心の内を正直に相手に打ち明けてください。気持ちが通じ合っていないことが原因で、二人の間に摩擦が生じているのです。

夫や恋人とまったく会話がない、コミュニケーションがゼロの状態ならば、なすべきことは明白です。まず、相手に心を開いてください。そして話し合うのです。

相手をなじったり、非難して追いつめたりしてはいけません。そうではなく、とっくの昔に相手に言っておくべきだった自分の正直な気持ちを、直接伝えるのです。いままで心にためていた自分の感情や経験について話すのです。決して、ああすべきだ、こうすべきだなどと相手に指図してはいけません。

ともすれば私たちは、相手も自分と同じ基準でものを考え、世界を見ていると思いがちです。自分が意図して言ったことは、相手にきちんと伝わったはずだと思ってしまいます。しかし、現実は違うかもしれません。いくらあなたが思いのたけを打ち明けたつもりでも、相手にはまったく通じていないこともあるのです。

こういった場合は、基本に戻りましょう。まず、あなたが言ったことを彼に繰り返してもらいましょう。あなたが言ったことを完全に理解し、正確に繰り返せるようになるまで、相手に尋ねてください。それができて初めて、きちんと意思の疎通がはかれたと言えるのです。「私はちゃんと彼と会話をしているわ」と思っている人も、ほんとうに伝えたいことは口に出していないかもしれません。あるいは、コミュニケーションの手段が間違っている可能性もあります。場合によっては、手紙や電話で気持ちを伝えてもいいでしょう。たとえどんなに相手が遠くにいても、電話をかければすぐに声が聞けますし、愛する人の声を聞くだけでたいへんホッとするものです。

胸の中のもやもやをまったく吐き出さず、それとはまるで関係のない話ばかりしている人がいます。これは、膨大な時間の無駄遣いです。

いまこそ、これまで避けていた二人の間のさまざまな問題を正面から見据えて、肝心なこと、いちばん大切なことを思い切って話してみてください。

よいコミュニケーションは、よい人間関係の基本です。

そこから、大きな収穫が得られるのです。

出典 : 素直な気持ちを伝えよう ~自分の気持ちに正直になれない人へ 『恋に揺れるあなたへ 56の処方箋』より

【コラム】 コミュニケーションに損得勘定を持ち込むのは失敗の元

昔も今も、人間にとって最大の苦痛は人間関係です。

不幸も、虚しさも、多くは他人によってもたらされ、暮らしも心も引っ掻き回されるものです。

逆に、他人によって傷つけられた心は、人にしか癒やせません。

他人というのは、近づきすぎても傷つくし、完全に遠ざけても生きていけないものなのです。

しかしながら、万人に当てはまるコミュニケーションの教科書は、この世には存在しません。

ラブ・ウィズダムの言葉も、あくまで基本であって、技能研修のように、結果を保証するものではないです。

では、どうしたら?

それこそ、基本に返るしかありません。

優しさ、ユーモア、忍耐など、分かりきったことを、分かりきったようにやる以外、道は開けないと思います。

なぜなら、多くのトラブルは、身勝手や冷淡など、基本とは真逆の所から発生するからです。

どう考えても相手が間違っているのに、自分から優しく話しかけたり、横柄な相手にも丁寧に接するのは、ばかばかしく感じるかもしれませんが、「目には目を」で同じようにやり返すより、状況は好転しやすいし、状況が好転すれば、自分のストレスも軽減するからです。

人間のコミュニケーションは、損得勘定で動くと、必ず失敗します。

まずは、その関係を続けたいのか、切れてもいいのか、じっくり考えて、続けたいと願うなら、自分から先に頭を下げるぐらいの器量をもちましょう。

結局のところ、相手も愛情と尊敬を求めているので、先にこちらから差し出せばいいのです。

失礼な相手に親切を返したところで、自分の価値が磨り減るわけではないし、なんだかんだで問題が収まれば、自分も楽になるものです。

Communication 「伝えること」に意義がある

本章の原題は Communication です。

communicationには、「伝達」「連絡」「意思疎通」「通信手段」といった意味があります。

コミュニケーションが苦手な人は、話し合い=「問題解決」を期待するからではないでしょうか。

コミュニケーションは、あくまで「伝える」ことに意義があり、相手の言い分を聞くまでがワンセットです。

相手に自分の気持ちや考えを伝えたからといって、それが即、問題解決に結びつくわけではないですし、事と次第によっては、意外な方向に話がそれていくこともあり得ます。

それでも、何も言わないより、伝えた方がいいのは、無用な誤解を避けて、少しでも問題解決に近づくためです。

話すは「放す」と言われるように、心の奥底に溜め込んだものをリリースして、鬱々とした気分をリフレッシュする効果がありますし、一人の人間として意見を口にすることで、自身の尊厳が保てる効果もあります。

コミュニケーションは、あくまで事前のステップであり、それ自体が、魔法のように問題を解決してくれるわけではありません。

その点に留意すれば、「気持ちを伝える」に意識を集中できるのではないでしょうか。

何にせよ、他人に過度に期待するのは禁物ですし、ものには言い方があります。

言いたいことを言って、相手に思い知らせてやろうとか、自分の有利なように状況を変えてやろうと企図すれば、たとえあなたは悪くなくても、人間関係は破綻するものです。

コミュニケーション=「繋ぐ」です。伝えるべきことを伝えたら、あとは天に任せる、ぐらいの気持ちで、大らかに構えましょう。
誰かにこっそり教えたい 👂
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