クラシック音楽– category –
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映画『敬愛なるベートーヴェン』と交響曲第9番「合唱付き」~世界で一番幸せな人は初めて第九を耳にした聴衆
難聴に苦しむベートーヴェンと彼を補佐する写譜師アンナの心の交流を描く伝記映画『敬愛なるベートーヴェン』より第九交響曲初演のエピソードを紹介。第九が作曲された背景とシラーの原詩の日本語訳、ドイツ語の読み方、合唱のコツ。「世界で一番幸福なのは初めて第九を耳にした聴衆」というコラム。 -
オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』 Fortuna Imperatrix Mundi おお、運命の女神よ
オルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』Fortuna Imperatrix Mundi -おお運命の女神よ の日本語訳とオイゲン・ヨッフム、小澤征爾の名盤を紹介。運命にまつわるコラム、ヴェルディの『怒りの日』と併せて。 -
芸術とは己の極限を目指すこと 映画『Shine』とラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番
幼少時から類い希なピアノの才能を発揮したデヴィッド・ヘルフゴッドはラフマニノフの大曲《ピアノ協奏曲第三番》に魅せられ、猛特訓の末、栄冠を手にする。心を病んだデヴィッドは精神病院に入院するが、ギリアンの愛と支えによって再び舞台に返り咲く。実在のピアニストの人生をベースに美しい音楽を絡めて描くドラマを動画とSpotifyで紹介。コラム『芸術家は自分の魂を削って、創作物を作る』 -
楽劇『ジークフリート』 あらすじと創作の背景
複雑なパーソナリティを有する天才ハッカー、リスベットは、虚偽の汚名を着せられたジャーナリスト、ミカエルと組んで、大富豪から依頼された少女失踪事件の解明に挑む。謎解きよりもリスベット・サランデルというキャラクターの造形に情熱が感じられる秀作。 -
楽劇『ローエングリン』 音楽解説 ~ルネ・コロ&カラヤン指揮 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1982)
昭和のワーグナーブームの立役者となったヘルデン・テノールの名手ルネ・コロの『ローエングリン』と、ザルツブルグ音楽祭をめぐるカラヤンとの対立をライナーノーツから紹介。貴重な舞台映像をYouTubeやSpotiryで。コラム『オペラもビジュアル時代』と併せて。 -
ワーグナー 楽劇『ローエングリン』 あらすじと昭和の名盤 ペーター・ホフマン
【楽劇『ローエングリン』の概要】 ワーグナー 苦節と栄光 楽劇『ローエングリン』は、ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの代表作で、1845年8月より台本のスケッチを始め、1848年3月に完成しました。 ブラバント公国の姫君エルザは、将来、国の後継... -
批評とは何か 雑誌『バレエワンダーランド』より 一億総評論家時代の幸せ術
誰もが気軽に作品の意見や感想を述べられるSNS時代において批評はどうあるべきなのか。専門誌『バレエワンダーランド』のコラム『批評における傾向と対策』から批評と創作について考察。感想と批評とクレームの違い」「批評することは、制作することと同じ、芸術的行為である」「批評の原点は、本物と偽物を見分ける鑑識眼」「一億総評論家時代の幸せ術」など。 -
音楽と子供の想像力が出会う時 サン=サーンス『動物の謝肉祭』(レナード・バーンスタイン)
愛らしい動物を名曲アレンジで綴る組曲『動物の謝肉祭』の魅力をSpotifyとYouTubeで紹介。ナレーション入りのバーンスタイン盤は子供向けシンフォニーとしてもおすすめ。サン=サーンスの代表曲『死の舞踏』『白鳥』をシャルル・デュトワ指揮 モントリオール管弦楽団のCDより紹介しています。 -
個性とは自分を表現する強さのこと / 独りよがりな才能は人生を毒する ~TVドラマ『のだめカンタービレ』
ピアノ科のエリート音大生・千秋真一は指揮者になりたいが、周囲に理解されず、飛行機恐怖症で海外留学も叶わない。のんびり型ののだめや個性的な仲間と交流するうちに心を開き、自分らしい生き方を見出す。コラム『努力とは現実と向き合う勇気』『『楽譜通り』の上に個性も生きる』など。 -
冨田勲の『惑星』と宇宙を旅する シンセサイザー音楽の真髄
子供の頃、私の宇宙の入り口と言えば、「ギリシャ神話」「学研の科学」「プラネタリウム」「NHKスペシャル」「カール・セーガン」、プラス幾多のアニメ&特撮。それにロマンの味付けして、壮大に膨らませてくれたのが、宮川泰さんの音楽。交響組曲『宇宙戦...