漫画・アニメ– category –
池田理代子、有吉京子、池上遼一、北斗の拳をメインに好きな漫画について語るコラム集。
≪特集≫
有吉京子の『SWAN』 作中に登場するバレエを動画で紹介。物語や創作秘話、愛と生き方のコラムを掲載しています。
東欧ベルばら漫談 ベルばらの印象的なエピソードと東欧の歴史・暮らしを題材にしたコラム集。
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男の人から愛しているといわれたこともなくて 30代独女の葛藤を描く 池田理代子の短編『ウェディング・ドレス』
銀座のオートクチュールに勤めるベテランの徳子は、ほのかに憧れていた後輩の兄から「婚約者のウェディングドレスを縫って欲しい」と依頼される。ミシンを踏みながら、「男の人から愛していると言われたこともなくて……」と涙を流す徳子の姿に共感する女性も多いと思う。結婚と独女の生き方に関するコラムと併せて。 -
宝塚 バラの魔法が宿る街 ~ベルサイユのばらに寄せて
独身時代、淋しくなると、宝塚歌劇場に足を運び、ばらの香りの中でいろんな夢を見た思い出を綴っています。「人生に本当に必要なものなら、じたばたしなくても自然に成るし、必要がなければ、時の彼方に静かに流れ去っていく」というのが、その頃の私の祈りの言葉でした。 -
結婚して「心が自由になる」ということ ~池田理代子の漫画『セイリング』
典子はエリート公務員との結婚が決まっていたが、結婚に少しも幸せに感じない。飲み会で知り合ったフリーカメラマンの香山に心惹かれ、ロッド・スチュワートのヒット曲『セイリング』を聞きながら、自由とは心を解き放つことだとさとる。結婚と心の自由に関するコラムと併せて。 -
マリー・アントワネットの哀しみが心に流れてきた日 ベルサイユ宮殿の思い出
今も根強い人気を誇るマリー・アントワネット。彼女は歴代の王妃とどこが違うのか。悲運と魅力について綴る、ベルサイユ宮殿の訪問記。 -
恋する瞳 人はなぜ眼差しに惹かれるのか ~アンドレの「濡れてきらめく黒曜石の瞳」
視神経は大脳に直結するため、心に思ったことがダイレクトに現れます。ベルばらではオスカルが「濡れてきらめく黒曜石の瞳」とアンドレへの恋心を語ります。小説『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラの「星のようにふちどるまつ毛」をモチーフに、目の魅力について語るコラム。 -
恋人たちの夏時間 ~オスカルとアンドレの今宵一夜
革命前夜、オスカルとアンドレは夫婦として結ばれる。今宵一夜限りのベッドシーンは究極の愛を描いて少女らの心を鷲づかみにした。少女漫画初のベッドシーンと呼ばれる第8巻の場面と欧州のサマータイムに関するコラム。 -
マリア・テレジアの選択 ~娘をもつ母として / マリー・アントワネットとマリア・テレジア 秘密の往復書簡
ハプスブルグ家の偉大な女帝マリア・テレジアは、娘マリー・アントワネットの軽率な性格を知りながら、フランス王室に嫁がせる。母として迷いながらも、最後には女帝としての判断を優先する母の哀しさについて語るコラム。『マリー・アントワネットとマリア・テレジア 秘密の往復書簡』の紹介と併せて。 -
ルイ16世とマリー・アントワネットの夫婦愛 ~ジャズの名曲『マイ・ファニー・バレンタイン』
ルイ16世の処刑の前夜、マリー・アントワネットは祈りの中で「激しい恋愛感情はなかったにせよ、わたしはあの人を愛していた」とその愛を自覚する。女性としてフェルゼンを求めながらも、一方では夫に対する尊敬と愛情も抱いていたエピソードに関するコラム。ルイ16世にぴったりなジャズの名歌『マイ・ファニー・バレンタイン』の歌詞と楽曲も紹介しています。 -
マリー・アントワネットの『デッドマン・ウォーキング』 ~死の大天使サン=ジュストの演説とルイ16世の裁判について
ルイ16世もマリー・アントワネットも死刑に値するほどの犯罪人だったのだろうか。王者らしく、最後まで毅然と振る舞った国王夫妻の死に様と、裁判の行方を決定づけた死の大天使サンジュストの演説、欧州の死刑制度に関するコラムを掲載しています。 -
マリー・アントワネットとミツコ ~国際結婚が生んだもの~
日本で初めてオーストリア伯爵クーデンホーフ=カレルギー家に嫁いだ青山光子はEU生みの母でもある。彼女の次男リヒャルトの唱えた汎ヨーロッパ思想が後のEUの土台となった。国際結婚が歴史を動かした点でマリー・アントワネットも通じるものがある。大和和紀の少女漫画『レディミツコ』やミツコの生涯を伝える動画も紹介。 -
オスカルさまとブランデー 心の革命と『酒とバラの日々』(ヘンリー・マンシーニ)
結婚話をけってから酒びたりになったオスカル。彼女にとってのフランス革命とは、「こうあるべき」という価値観を打破する、内なる革命でもありました。ヘンリー・マンシーニの名曲『酒とバラの日々』の動画と歌詞も紹介しています。 -
国境まで50キロ 国王一家の命運を分けたヴァレンヌ逃亡の無念
フランスから逃亡を試みるも、国境に近いヴァレンヌで捕まったル16世とマリー・アントワネット。この事件はフランス革命における王室の立場を貶め、処刑という最悪の結末を迎えます。ポーランドとスロヴァキアの国境の様子を写真で紹介。多くの悲劇の舞台となった国境に関するコラムです。