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文芸・思想・神話『オイディプス王』と精神的な親殺しについて
心理学者にして文人でもある河合隼雄氏の名著『家族関係を考える』とギリシャ悲劇『オイディプス』をベースに、思春期の子供の自立と内面的な親殺しについて綴るコラム。同氏の「竜退治と自立と内的な母親殺し」に関する記述と併せて。 恋と女性のライフスタイル『40代は最高』もう怖いと思わない キャメロン・ディアスのインタビューより
たくさんのくだらない物がはがれ落ちる最高の年齢。女性はこの年になると物事の進め方が分かったり、そんなことにはこだわったりしなくなる。もう怖いとは思わなくなる。男性がどう思うかなんて気にしない。時がたつと恐ろしいことが起きるという不安はなくなる。 POPS・JAZZ・歌謡曲『Remember The Time』 マイケル・ジャクソンの何がそんなに凄かったのか
ミュージックビデオの存在意義を根底から覆した名作『スリラー』に続くマイケルの最高傑作。古代エジプトをモチーフとした黄金づくしのセットとエキゾチックな群舞が素晴らしい。エディ・マーフィー、マジック・ジョンソンのゲスト出演も豪華。 漫画・アニメ男の人から愛しているといわれたこともなくて 30代独女の葛藤を描く 池田理代子の短編『ウェディング・ドレス』
銀座のオートクチュールに勤めるベテランの徳子は、ほのかに憧れていた後輩の兄から「婚約者のウェディングドレスを縫って欲しい」と依頼される。ミシンを踏みながら、「男の人から愛していると言われたこともなくて……」と涙を流す徳子の姿に共感する女性も多いと思う。結婚と独女の生き方に関するコラムと併せて。 漫画・アニメ結婚して「心が自由になる」ということ ~池田理代子の漫画『セイリング』
典子はエリート公務員との結婚が決まっていたが、結婚に少しも幸せに感じない。飲み会で知り合ったフリーカメラマンの香山に心惹かれ、ロッド・スチュワートのヒット曲『セイリング』を聞きながら、自由とは心を解き放つことだとさとる。結婚と心の自由に関するコラムと併せて。 映画愛は気づいてからでは遅いもの 失恋と後悔の映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』
ジュリアとマイケルはお互い28歳まで独身だったら結婚しようと約束をするが、誕生日の前、マイケルからキムと結婚することを聞かされる。ジュリアはマイケルを取り戻すことができるのか。皆がハッピーになれるラブコメの傑作。 恋と女性のライフスタイルキャリア志向も専業主婦思考も根は同じ ~誰も本気に好きになったことがない?
「三高の男をゲットして専業主婦になってやる」という方向性が理想の結婚を求める真剣さ、ひたむきさ、本気さ、前向きさはキャリア志向の独身女性も同じ。自分だけはバカを見たくない女性の本音。 映画肉体関係ができれば女は執着する 不倫の顛末をリアルに描く 映画『危険な情事』
「私たち、大人じゃない」才色兼備の雑誌編集者アレックスに誘惑され、弁護士のダンは妻子の留守中に肉体関係をもつ。期限が来ると、ダンはいつもの日常に戻ろうとするが、運命の恋と信じたアレックスは執拗にダンを追い回し、ついには妻子の生命も脅かすようになる..。不倫の現実を描いたエイドリアン・ラインの傑作。コラム『自称「恋愛上手」の女の正体』『肉体関係ができれば女は執着する』 POPS・JAZZ・歌謡曲日本の女の子はSNS下で絶滅したかもしれない ~Towa tei の『Sweet Robots Against The Machine - Free』の魅力
【Towa Tei の Sweet Robots Against The Machine - Free】 我が家で大人気のTowa-Teiさんの『Sweet Robots Against The Machine - Free』。 正直、こんなアーティストがいるとは知らなかったし、この系統の音楽もほとんど聞かないんだけど、Sweet Robotsにはハマった。 麻生久美子ちゃんと桃生亜希子ちゃんの演じる動画もとってもキュート... 文芸・思想・神話「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」 ココ・シャネルの名言より
「結婚してるのと、してないのと、何がどう違うというんだ?」最初の愛人エティエンヌの言葉にシャネルは女の哀しい宿命を思い知らされる。それをバネに真の自立を目指し、自身のファッション・ブランドを立ち上げるが、深く愛し合ったアーサー・カペルにも結局は裏切られてしまう。シャネルの数々の名言と生き様を著書と映画を通して紹介。 漫画・アニメ『ガラスの仮面』44巻 紫織さま、都会の銀河にご乱心。
可愛い顔をして、中身はとんでもない俗物だった鷹宮家令嬢・紫織さま。「紫織には夜空の星より、足元の輝く銀河の方が魅力的ですわ」とついに本性を現し、必死で自分の気持ちを誤魔化そうとしていた真澄さまにトドメを刺す。果たして真澄は逃げ切れるのか? 怒濤の44巻レビュー。 映画美しい女が老いに直面する時 映画『血の伯爵夫人』 エリザベート・バートリと年下の恋人
若さと美を願うのは、間違いですか? 美貌の伯爵夫人エリザベート・バートリは、21歳の若くてハンサムなイシュトヴァンに恋をしたことから、自分の老いを強く意識するようになる。愛を失うことを恐れた夫人は自らの美貌を永遠に保つことに執心し、乙女たちの生き血を求めるようになる。女性の老いと悲哀を正面から描いた人間ドラマ。